ゴム硬度とは?ショア硬度(A・D・00)の見方と目安

ゴム硬度とは、針(押針)を押し付けたときの押し込みにくさを0〜100の数値で表したものです。 一般的なゴム成形品はショアA(JIS K 6253のタイプAデュロメータに相当)で表し、非常に柔らかいものはショア00、硬いゴムや樹脂はショアDで表します。数値が大きいほど硬くなります。
ショア硬度の種類
| 種類 | 主な対象 | 備考 |
|---|---|---|
| ショア00 | ゲル、スポンジ、柔らかいフォーム | ショアAの低い領域と重なる |
| ショアA | 一般的なゴム部品(シール、パッキン、Oリング、キーパッド) | 成形品の多くは約30〜90A |
| ショアD | 硬質ゴム、樹脂 | ショアAの高い領域と重なる |
測定規格:JIS K 6253-3、ISO 48-4、ASTM D2240。
部品ごとの硬度の目安
| ショアA | 感触 | 主な部品 |
|---|---|---|
| 20〜30 | 非常に柔らかい | ソフトタッチのパッド、低い力で潰れるシール |
| 40〜50 | 柔らかい | キーパッド、低荷重のシール、薄いカバーのパッキン |
| 60〜70 | 標準 | 一般的なパッキン、Oリング(70Aが最も一般的) |
| 80〜90 | 硬い | 高圧シール、耐摩耗パッド、ローラー |
目安の値です。適切な硬度は、締め付け力、圧力、相手部品の条件によって決まります。
図面での硬度の指定方法
- 「70±5(ショアA)」のように、数値と許容差で指定します。成形品では±5が一般的です。
- 測定は十分な厚さの試験片または平らな面で行います。薄い部分や曲面では値が変わります。
- 硬度だけでは材料は決まりません。 同じ70Aでも、圧縮永久ひずみ、耐熱性、耐油性は材質によって大きく違うため、材質(ポリマーの種類)も併せて指定してください。
よくある質問
ゴムパッキンの硬度はどのくらいが一般的ですか?
一般的なパッキンは50〜70ショアA程度が多く使われます。柔らかいほど小さな力でシールでき、硬いほど高い圧力でのはみ出しに強くなります。
ショアAとショアDの違いは何ですか?
押針の形状と荷重が異なる測定方法です。ショアAは軟質〜中程度のゴム、ショアDは硬いゴムや樹脂に使います。両者の数値は単純に換算できません。
硬度の許容差はなぜ±5なのですか?
ゴムの配合はロットごとにわずかにばらつき、測定自体にも誤差があるためです。±5ショアAが一般的な許容差で、より厳しい許容差は相談可能ですが、コストに影響する場合があります。